授業の概要
都市計画を,理論と実務から学ぶ場合には、都市や地域の構造やシステム,プランニング,デザイン,マネジメントなどの現況と展望に対する理解と,法的規制や政策,制度や技術に対する理解の両方が必要となります.本講義では,都市の成り立ちや都市計画の役割,用途地域制度をはじめとする法制度体系の基本と学んだ後,都市及び都市計画の歴史や諸外国の都市計画の風土を学び,現代的な都市問題,都市環境に関する話題について学習する.その後,道路や交通,公園や緑地,再開発,都市整備,防災,景観,環境などの各論について,事例を中心に学ぶ.
到達目標
国土の均衡ある発展を計るためには、都市・地域・国土を包括した社会基盤施設の合理的配置とその有機的結合が必要とされています.このような問題を取り扱う都市地域計画の策定には多くの専門分野を含む学際的知識が不可欠です.本講義は、理論と実務の両方の見地から都市計画に必要な知識の修得を目標としています.
【最重要3項目】
1.我が国の都市計画の内容と仕組みを理解することができるようになる.
2.土地利用計画、市街地開発事業の具体的な内容と仕組みを理解することができるようになる.
3.我が国の国土計画の経緯と内容を理解することができるようになる.
【学習・教育目標との対応】
1)◎大分類:E(専門力),小分類:社会系の各教育項目の専門科目の内容を理解している.
2)○大分類:F(デザイン力),小分類:経済性や受容性,実行性などの制約のもとで,グループのメンバーと議論しながら,より適切な計画案やデザイン案をまとめていくことができる.
3)○大分類:I(実践力),小分類:専門分野に関する実務上の問題点や課題を理解し,これに対応する能力を身に付けている.