東日本の近現代史を素材としたメディア作品の読解と鑑賞を通じて、「文明化」という美名の元に語り出される正の歴史とは表裏一体の関係にあった負の歴史に関する知識を得ます。
講義では、Ⅰ)東京の貧民窟(≒スラム街)に取材した報道記事、Ⅱ)栃木県の鉱毒事件に取材した映像作品、Ⅲ)北海道の原住民に取材した映像資料という3つの素材をもとに、ⅰ)自由と貧困、ⅱ)産業と公害、ⅲ)開拓と差別という3つのテーマに関する理解を深めます。